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活動報告

8月29日~31日 夏合宿in上田

                

執筆者:元会計

大変、お待たせいたしました。2022年夏合宿の様子をお届けいたします。

                

約2年半ぶりの合宿となりました今回は2泊3日の行程で、長野県上田市を走ります上田電鉄に貸切乗車してきました!

集合の初日、貸切を行った2日目、3日目は解散だけのため、初日と2日目だけご紹介いたします。

                

8月29日 初日

初日、8月29日は上田駅に19時集合でした。当部は現地集合、現地解散が基本ですので、皆さん様々な方法で来てましたね。

ちなみに私は、前日に青春18きっぷで名古屋に向かい、前泊。当日は、リニア・鉄道館に寄ってから、特急しなの号で長野へ。長野からはしなの鉄道のしなのサンセット号に乗車、上田駅まで移動しました。

上田駅到着後はホテル前に集合し、初日はおしまいです。

                

8月30日 貸切当日

2日目は、10時頃にみんなで上田城を訪れて、見学や記念撮影を行いました。

記念撮影後は上田城を離れて、上田駅へ。上田電鉄の貸切がいよいよスタートします!

今回は上田駅から別所温泉まで全線乗車した後、折り返し車庫のある下之郷駅まで向かい、車庫見学・撮影会を行う予定です。

11時20分頃、改札を通り、ホームに入りました。ホームでは、別所線存続支援キャラクターの「北条まどか」と今回掲出するヘッドマークにも描かれている、鉄道むすめの「八木沢まい」が出迎えてくれました。

                

そして、その先には貸切車両が!!往路の車両は1002号「れいんどりーむ号」です。長編成を見慣れていると、2両編成はとても可愛く見えますね。

                

車内に入り、記念撮影を行っていると、あっという間に発車時間に。

11時33分頃、上田駅を発車しました。発車すると、すぐに進路を左に取ります。部長による車内放送も始まりました。

                

「ご乗車ありがとうございます。帝京大学鉄道研究部、貸し切り列車です。」貸切が始まったという感じがしますね。

部長からのアナウンスが流れている間に、列車は千曲川に架かる「千曲川橋梁」を渡ります。2019年に台風の影響で崩落し、2021年3月に橋を架け替えて全線復旧を果たした、上田電鉄を象徴する橋です。

                

橋を渡ると程なくして、最初の停車駅、城下駅に到着です。早速、対向列車と行き違いをしました。単線ならではの光景です。

                

城下駅を発車すると、警報機と遮断機が無い、踏切を通過します。接近を知らせるために警笛を鳴らしながら通過しました。

                                 

沿線には住宅が多く、田んぼなどは見られません。とても都会的な光景です。駅間も短く、1、2分ほどで次の駅に到着します。

                

線路は都市部で使われている、繋ぎ目が少ない「長尺レール」ではなく、レール1本の長さが短い「短尺レール」を使用しており、「ガタンゴトン」という音がリズムよく響き旅情をより一層感じさせます。

車内の様子は、先頭車両で前面の景色を楽しむ人、席に座り沿線の景色を見る人、カメラでひたすら写真を撮る人など、各々楽しんでいました。

また、城下駅発車後より、ご厚意で車内アナウンスを自由にさせていただきました。これは非常に珍しい体験ができ、感謝してもしきれないです!

みなさん、思い思いの車内アナウンスをして、楽しんでいましたね。

                

列車は上田駅から5駅目の寺下駅に到着。ホームには赤ちゃんとそのお母さんが列車に手を振っている光景も見られました。また、この駅から沿線に田んぼや木々が目立つようになります。駅間も長くなり、上り坂も多くなりました。

さて、ここでは現在乗車中の車両、1000系についてご紹介したいと思います。2008年から別所線を走っているこの電車。実は、元々東急池上線や多摩川線で走っていた車両でした。

それを別所線で走れるように、2両編成化、モーター更新、台車を履き替えや、運転マスコン(ハンドル)のワンハンドル化などの最新設備への改造を施し、現在別所線の主力として走っています。1本だけ違う顔をしている車両もいます!

こうした、関東で昔は走っていた電車が地方で余生を送っていることは多く見られるので、地方私鉄に乗られる際は少し気にしてみると面白さや懐かしさを味わえるかもしれませんね!

                                                

話がそれてしまいましたね。そうこうしているうちに、列車は上田駅から7駅目の大学前駅に到着。長野大学などの最寄り駅で、駅舎は木造で、歴史を感じさせます。

                

大学前駅を出発し、しばらくすると列車は急な右カーブに入ります。抜けると、線路が次々に分岐し、特徴的な赤い駅舎と車庫が見えたら、上田電鉄の拠点駅、下之郷駅に到着です。

                

下之郷駅では赤い旗を持った駅員さんがお出迎え。駅舎は付近にある、生島足島神社をモチーフにした赤を基調とした駅舎です。

対向列車と行き違いのため、2分ほど停車し、駅員さんの発車合図を確認し、出発。

留置されている車両を横目に、列車は右に大きくカーブします。沿線の景色は先ほどから一変し、見渡す限りの田んぼとそう遠くない場所に山がいくつも見える素晴らしい景色になりました。

                                 

その後は田んぼの景色や住宅などが交互に現れるなど、車窓の移り変わりが多くなります。

                

終点のひと駅手間である八木沢駅では、上田駅でも紹介した鉄道むすめの「八木沢まい」が駅名表に描かれており、みんな写真を撮っていましたね。

                

また、期間限定で都市伝説に出てくる、きさらぎ駅とコラボした駅名表も設置してありました。

八木沢駅を発車すると、貸切担当から、まもなく終点のアナウンスありました。

そして、上田駅から約30分、終点の別所温泉駅に到着です。

                

あっという間にでしたね!ここまで乗車した貸切車両は運用の都合上、折り返し営業列車となるため、一旦全員下車します。

                

取り付けていたヘッドマークも回収し、帰りの下之郷駅まで貸切列車が到着するまで小休止です。

別所温泉駅は名前の通り、別所温泉の最寄り駅です。駅舎は木造ですが、洋風建築のようなおしゃれな見た目になっています。

                

そして、待つこと30分。12時37分頃に折り返し、貸切列車となる1001号が入線しました!

この1001号は「駅メモ」というスマホゲームのキャラクターであり、上田電鉄公認キャラクターでもある、「神畑いおり」使用になっており、専用ヘッドマークの掲出と車内中づりにも演出がありました

                

貴重な入れ替え作業は見逃せないと、みんなカメラを向けていましたね。

撮影会では、方向幕を回していただいたり、乗務員室に立ち入り、ドア操作や車内アナウンスなど貴重な体験をいくつもさせていただきました。

また、撮影会の後は整備中の車両の真横まで移動し、作業員の方の解説付きでいろんなお話を聞かせていただきました。

最後にみんなで記念写真を撮り、今回の貸切・車庫見学は終了となりました。

                

上田電鉄様には様々な事をさせていただき、大変感謝しております。本当にありがとうございました。

                

そして、3年ぶりの開催となった今回の合宿。1~3年生は初めての合宿で、準備も大変でしたが、結果は大成功でした。また、ヘッドマーク作成チームにも感謝です。みんなも大変楽しんでおり、最高の合宿になったかと思います。次の冬合宿も楽しみです!

                

いつか、後輩たちがまた、上田電鉄の貸切を行ってくれることを祈りつつ、終わりにさせていただきます。皆様も見ていただき、ありがとうございました。ご興味がある方は是非、上田電鉄に乗り行ってみて下さいね!

                 当部ツイッターはこちらから!!

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